AIで絵本を自作した話——「欲しい絵本がないなら、作ればいい」と思った日

AI×子育て

「この子が好きなテーマの絵本、もっとあればいいのに」——そう思ったことはありませんか? うちの息子(4歳)は虫と宇宙が大好き。でも、ちょうどいいレベルの絵本って意外と見つからない。買っても増えるし、興味はどんどん変わる。そんなとき、ふと思ったんです。「AIで作れるんじゃないか?」と。この記事では、実際にAIで絵本を自作してみた全工程——動機・制作フロー・失敗談・子どもの反応・再現手順を、包み隠さず書きます。


「欲しい絵本がない」から始まった——既製品の限界とパーソナライズの価値

市販の絵本では満たせない「うちの子だけのニーズ」がある。 それがAI絵本づくりの出発点でした。

絵本や図鑑は学びにつながるので、気になるものを見つけてはどんどん買っていました。本棚はあっという間にいっぱい。でも、息子が「かぶとむしが宇宙にいく話がいい!」と言ったとき、そんな絵本はどこにもなかった。

子どもの興味って、すごくピンポイントなんですよね。しかも発達段階に合った言葉遣いやストーリー構成となると、さらに選択肢は狭まる。

そこで考えたのが、「楽しくて学びにつながる絵本動画をAIで作る」 というアイデアでした。テーマは子どもが決める。科学的な知識をベースにしながら、4歳でもワクワクできるストーリーに仕立てる。既製品を「選ぶ」のではなく、子どものために「作る」という発想に切り替えた瞬間、見える世界が変わりました。


1話20分で完成——ストーリーから絵まで、制作フローの全体像

構成をNotionで固め、Claude Codeで一気に仕上げる。この2ステップで1話20分。 これがリアルな制作フローです。

具体的にはこんな流れで進めています。

ステップ1:テーマ決め〜構成(約10分)

まず、絵本のテーマになる科学の知識を決めます。「バナナはなぜ黒くなるの?」「月はなぜ光るの?」——息子の「なんで?」がそのままネタになる。テーマが決まったら、Notion AIのカスタムエージェントを使って、シナリオ・セリフ・ページ構成をできるだけ細かく作り込みます。

ステップ2:AI生成〜最終チェック(約10分)

構成が固まったら、画像生成・音声生成などの指示を覚えさせたClaude Codeに丸投げします。半自動化した仕組みで一気に仕上がる。最後に自分の目でチェックして微調整。

ポイントは、Claude Codeに渡す前に、Notionで納得のいく構成に固めること。ここを雑にすると、後工程で手戻りが発生して結局時間がかかります。「構成8割、生成2割」くらいの意識がちょうどいいかなと思います。

こんな経験ありませんか? 「AIに任せたら一発でいいものができると思ったのに、全然違った」ということ。ぜひコメントで教えてください。

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「やり直し地獄」にハマった話——絵柄のブレと構成の甘さ

AIで絵本を作る最大の壁は、絵柄の一貫性。 ここで何度も心が折れかけました。

最初に作った絵本は、正直ひどかった。ページごとにキャラクターの顔が変わる。背景の色味もバラバラ。日本語のセリフがおかしい。物理法則を完全に無視した配置(空中に浮かぶテーブルとか)。子どもに見せる以前の問題でした。

原因ははっきりしていて、構成を固めずにAIに投げたからです。「とりあえず生成してみよう」で始めると、修正→再生成→また修正の無限ループにハマります。これが”やり直し地獄”。

失敗から学んだのは、以下の3つです。

  • キャラクター設定を最初に固定する(服の色、髪型、表情のトーンまで)
  • ページごとの構図を文章で明確に指示する(「左にキャラ、右に木、背景は夕焼け」レベルまで)
  • 1ページずつ生成せず、全体の流れを先に決める

地味な作業ですが、ここをサボると倍の時間がかかる。失敗談こそ一番役に立つと思うので、正直に書いておきます。


息子の反応が予想外だった——「出来」より「体験」が本体

子どもにとって大事なのは、作品のクオリティではなく「パパが自分のために作ってくれた」という体験そのもの。 これは作ってみて初めてわかったことでした。

最初の絵本は、大人の目で見ると正直イマイチ。でも息子に読み聞かせたとき、目をキラキラさせて「もういっかい!」と言ってくれた。しかも、テーマを息子にリクエストさせるようにしたら、楽しみが倍増しました。

「パパ、こんどはうんちの絵本つくって!」「おしりが冒険するやつ!」——子どもって、かぶとむし、うんち、おしりが本当に大好きなんですよね(笑)。親が「教育的に正しいテーマ」を選ぶより、子どもが心から面白いと思うテーマで作るほうが、結果的に学びにもつながるという感覚があります。

もうひとつ気づいたのは、制作プロセス自体が親子の対話になるということ。「次はどんなお話にする?」「誰が出てくる?」という会話が、立派な知育の時間になっていました。

幼児教育


読者が今日から始められる——最低限のツールと最小構成

必要なのはNotion(Notion AIを使うには有料プランが必要)とClaude。この2つがあれば、最小構成のAI絵本は作れます。

ラボパパの制作環境を整理するとこうなります。

  • 構成・台本づくり: Notion AIのカスタムエージェント(テーマ決め→構成→セリフまで一気に作成)
  • 画像・音声生成+組み立て: Claude Code(手順や画像生成の指示をskillsとしてあらかじめ覚えさせて半自動化)
  • 最終チェック: 自分の目で確認・微調整

最初からこの環境を揃える必要はありません。まずはChatGPTやClaudeでストーリーだけ作ってみる。画像はChatGPTやGeminiで1枚ずつ生成してみる。それだけでも「AI絵本」の第一歩は踏めます。

一番大事なのは、繰り返しになりますが**「生成に入る前に構成を固める」** こと。Notionでもメモ帳でもいいので、テーマ・登場人物・ページ数・各ページの内容をテキストで書き出す。このひと手間で、完成度も制作時間も劇的に変わります。

共働き生活


よくある質問

Q. 絵のクオリティは市販の絵本と比べてどうですか?

A. 正直、プロのイラストレーターには及びません。でも「うちの子専用」という価値は市販品にはないもの。子どもの反応を見ていると、クオリティより「自分のリクエストが形になった」喜びのほうが大きいです。

Q. プログラミングの知識は必要ですか?

A. Claude Codeを使う場合は多少あると便利ですが、必須ではありません。日本語で指示ができます。ChatGPT+画像生成AIだけでも十分作れます。ラボパパ自身、もともとプログラミングは専門外でした。


まとめ:ラボパパの結論

「欲しい絵本がないなら作ればいい」。 AIがある時代、親ができることは確実に増えました。大事なのは完璧な作品を作ることじゃなくて、子どもと一緒に「何を作ろうか?」とワクワクするプロセスそのもの。忙しい毎日でも、1話20分なら寝かしつけ後にサクッと作れます。

まずは子どもに聞いてみてください。「どんなお話が読みたい?」——その答えが、あなただけの絵本の第一ページになるはずです。

🎬 実際に作った絵本動画は、YouTube「おやこラボ」で公開中です。 「おしりはすごいぞ!」「おしっこのぼうけん」など、息子がリクエストしたテーマの絵本が実際にどんな仕上がりになるのか、ぜひ見てみてください。

👉 おやこラボ / oyako_lab(YouTube)

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