
はじめに ── 読めるけど、書けない
前回、AIで「さんすうクイズ」を作って息子が大喜びしてくれた話を書きました。
あれ以来、息子のリクエストが止まりません。
「パパ、つぎは?つぎのゲームは?」
うちの息子(4歳)は、ひらがなを読むのは得意です。
あいうえお表は自分で読めるし、看板の文字を見つけては「あれ”ら”って読むんだよ!」と教えてくれます。
でも、「書く」となると話が別。
家にひらがなドリルはあるんです。
でも、いざ鉛筆を渡すと「うーん……」と気乗りしない顔。
読めるのに書けない、そのギャップがもどかしいみたいで、数文字やっただけで「もういい」と閉じてしまう。
無理にやらせてもしょうがないよなぁ、と思いつつ——
「iPadで、ゲームみたいになぞれたら、自分から書きたくなるんじゃないか?」
さんすうクイズのときと同じ発想です。
今回もCursorに頼んでみることにしました。
やったこと ── 「ひらがなを指でなぞるアプリを作って」
今回もCursorへの最初のお願いはシンプルでした。
「ひらがなを指でなぞって練習できるアプリを作ってほしい。
書き順が表示されて、お手本を見ながらなぞれるようにしたい。
なぞり終わったら、上手に書けたか評価してほしい。」
たったこれだけ。
前回の経験があるので、伝え方もちょっと慣れてきた気がします。
AIとのやり取り ── 「書き順データ」をどうする?問題
さんすうクイズのときは、足し算のロジックだけだったのでスムーズでした。
でも今回は、ちょっとした壁がありました。
「ひらがなの書き順データって、どこから持ってくるの?」
これ、地味に大変なんです。
「あ」は3画。「お」も3画。
それぞれの画を、どの座標からどの座標へ線を引くかというデータが必要になります。
最初は「どこかにフリーのデータがあるかな」と探しましたが、ちょうどいいものが見つからず……。
そこでCursorに「あ行の書き順データを作ってもらえる?」とお願いしたところ、5文字分の座標データを生成してくれました。
正直、最初から完璧ではなかったです。
「あ」のループ部分がカクカクしていたり、「お」のはねのバランスが微妙だったり。
でもそのたびに「ここの曲線をもう少し滑らかにして」「2画目の始点をもう少し上にして」と伝えて調整していきました。
ここは少し根気がいる作業でしたが、1文字ずつ育てていく感覚がちょっと楽しかったです。
できたもの ── 「ひらがな なぞりあそび」のご紹介
完成したのが 「ひらがな なぞりあそび」 です。
こんな特徴があります。
- まずは 「あ・い・う・え・お」の5文字 に対応(あ行)
- 文字を選ぶと、書き順ガイドが表示される
- ガイドの上を 指でなぞる だけ。鉛筆いらず
- 「おてほん」ボタンを押すと、お手本アニメーションが再生される
- なぞり終わると 星1〜3つで評価。「すごい!」「がんばったね!」のメッセージ付き
- 上手になぞれると キラキラ効果音が鳴る
- 練習済みの文字には 星マークがついて、成長が見える
- スマホ・タブレットでそのまま遊べる(アプリのダウンロード不要)
まずは「あ行」の5文字からスタート。
いきなり46文字あると大変なので、少しずつ行を増やしていく予定です。
ぜひ触ってみてください!
息子に渡したら、まず「あ」を選んで、指でスーッとなぞって……。
「できた!!ほし3つ!!」
ドリルでは「もういい」と閉じていた子が、自分から「つぎは”い”!」と次々にチャレンジしていく。
5文字全部に星がついたときは、本人も誇らしそうでした。
「読める」から「書ける」へ ── その一歩を踏み出せた瞬間だったと思います。
おまけ ── 「アプリひろば」を作りました
さんすうクイズ、ひらがな なぞりあそびと、アプリが2つになりました。
これまではURLを直接ブックマークしていたのですが、息子に「あのゲームやりたい」と言われるたびにブックマークを探すのが地味に面倒で……。
そこで、アプリの一覧ページ「アプリひろば」 を作りました。
おやこラボのアプリがカードで並んでいて、タップするだけで遊びたいアプリに飛べます。
iPadのホーム画面に追加しておけば、アプリアイコンからワンタップでアクセスできます。
今後アプリが増えても、ここに集約されるのでわかりやすい。
ちょっとした「おうちアプリストア」みたいな感覚です。
今日の学び ── 「データがなければ、AIに作ってもらう」という発想
今回の一番の発見は、「既存のデータがなくても、AIがデータ自体を作ってくれる」 ということでした。
前回のさんすうクイズは、足し算のロジックだけでよかった。
でも今回は「ひらがなの書き順座標データ」という、けっこう専門的なデータが必要でした。
「そんなデータ、どうするんだろう」と思った瞬間、Cursorがあ行5文字分を作ってくれた。
完璧ではなかったけど、「たたき台を作ってもらって、自分で微調整する」 というやり方で十分なものができました。
これ、アプリ開発以外にもいろんな場面で使える考え方だと思います。
「ないなら、AIに作ってもらう。完璧じゃなくても、そこから磨いていけばいい。」
もし「こんなの作りたいけど、データがないからなぁ」と思っている方がいたら、まずはAIに聞いてみてください。
意外となんとかなりますよ。
次回は、か行・さ行……と文字を増やしていくか、それとも息子のリクエストで別のアプリに挑戦するか。お楽しみに!

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